城南宮の滝(Jyonangu no taki)

京都府京都市伏見区中島鳥羽離宮町
 平安遷都の折に創建された城南宮は、国常立尊・八千矛神・息長帯日売尊を主祭神とする由緒ある社だ。



撮影2026/3/24
 楽水苑を訪ねる前に、まずは静かに参拝を済ませた。
 境内の奥に広がる楽水苑は、「昭和の小堀遠州」と称された中根金作氏が手がけた庭園で、源氏物語花の庭、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭、五つの時代を歩くように構成されている。
 ツバキの花が咲く小径を進む。
 梅はすでに盛りを過ぎていたが、満開の頃はさぞ華やかだろうと想像がふくらむ。
源氏物語花の庭の滝(ゲンジモノガタリハナノニワノタキ) 落差2m 時間5分 評価1/10
 梅の木の向こうに、そっと寄り添うように小さな滝が姿を見せた。
 竹林を抜けると、空気がふっと変わる。
 ここにもツバキの花が咲いていた。
 平安の庭は寝殿造りの庭園を再現した、平安貴族の世界。
 池の向こうに滝が見えた。
平安の庭の滝(ヘイアンノニワノタキ) 落差3m 時間10分 評価2/10
 まっすぐではなく横へと流れを変え、どこか優雅な気配をまとっている。
 春と秋には、ここで実際に「曲水の宴」が催されるという。
 千年の時を越えて続く雅の行事を思うと、庭の静けさがいっそう深く感じられた。
 室町の庭は茶の湯文化が花開いた時代を映す庭。
  薄い石橋が、侘び寂びの精神を象徴するかのように控えめに架かっている。
室町の庭の滝(ムロマチノニワノタキ) 落差3m 時間15分 評価2/10
 目立たぬ場所に、ひっそりと滝がかかっていた。
 滝の映像
 桃山の庭は武士の時代らしい力強さが漂う庭。
 中央には蘇鉄が植えられ、どこか南国の風を思わせる。石組の迫力が、桃山文化の豪壮さを語っていた。
 最後にたどり着いたのは、平安時代の離宮を石組で表現した城南離宮の庭。
  白砂の枯山水が広がり、静謐な空気が身を引き締める。時代を巡る旅の締めくくりとして、心がすっと整うようだった。



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