雲仙の滝(Unzen no taki)


長崎県雲仙市・南島原市
 雲仙と言えば雲仙地獄が有名ですが、その近くにいくつかの滝がかかります。



撮影2025/10/11
 二百名山の雲仙普賢岳を登ってきました。
(14時00分)
 雲仙ロープウェーで妙見岳まで登り出発します。
 往復2時間ぐらいを予定していたので、ペットボトル1本だけ持って行きました。
 妙見神社で登山の安全を祈願します。
 平坦な尾根を歩いていると前方左に国見岳、右に普賢岳、その奥に平成新山が見えました。
 平成新山は1991年5月に最初の溶岩ドームが現れて以来成長し、現在は1483メートルと普賢岳1359メートルを抜いて雲仙で最も高い山になっています。
 5月以降、次々と供給されるマグマに押し出される形で溶岩ドームが崩壊し時速100キロで山麓に流れ出る火砕流が発生していました。これを撮影しようと火山学者や報道関係者が押し寄せます。そして、6月2日、大規模な火砕流が発生し、死者40名、行方不明3名、負傷者9名の大災害が発生してしまいました。
(14時15分)
 国見岳との分岐を右に降りて行きます。
 底まで降りると平成新山が見えなくなり普賢岳が見上げるようにそびえていました。
(14時30分)
 仁田峠への登山道は閉鎖されています。
 ここからは鎖場もあり、厳しくなりました。
(14時57分)
 ここまで来れば普賢岳はすぐそこです。
(15時00分)
 丁度、1時間で普賢岳山頂に到着しました。
 三角点は一等三角点「普賢岳」です。
 天草の島々が良く見えました。
 有明海の入口、早崎瀬戸も良く分かります。
 さらに右を向くと遠くに長崎半島が見えました。
 山頂を15時15分に出発します。尾根を歩いている途中、平成新山を見ると噴煙が見えました。まだまだ活動しているようです。
(16時15分)
 帰路も1時間で着きました。
 県道128号線を下山する途中に稚児落ノ滝の入口地図があります。
 車を近くの路肩に停めて入口に近づくと、雲仙温泉街30分の案内があるので、そこから踏み跡へ入って行きました。
 枯草が積もっているものの何とか歩けます。ただ、このままだと何年か後には倒木等により行けなくなるかもしれません。
稚児落ノ滝(チゴオトシノタキ)地図 落差30m 評価7
 6分ほどできれいな段瀑が見えました。
 かなり上の方から大量の水が川幅一杯に流れて来る姿は壮観です。
 滝の映像



撮影2011/8/14
 折角ですので、雲仙地獄を散策しました。
 雲仙地獄一帯は噴煙が常に上がっており、付近は硫黄の臭いが充満しています。
 大叫喚地獄と名付けられたところで、ここの噴煙が一番勢い良く上がっていました。
 雲仙地獄から国道57号線をしばらく南下したところに沢に降りる道があり、15分ほどで到着しますが、結構、急な坂を降りていくので帰りの登り帰しが結構つらいです。
 こちらは滝の近くにある別沢からの修行場です。
一切経の滝(イッサイキョウノタキ)地図 落差5m 評価4
 付近は鬱蒼としていて、何か出そうで結構こわい雰囲気が充満しています。
 滝の映像
 戸の隅の滝は雲仙から南島原に向かう途中にあります。
 大きな芝生のある公園の反対側が滝への入り口です。
 入り口には案内板があります。
 遊歩道の途中には岩を掘った所に仏様がいらっしゃいました。
戸の隅の滝(トノスミノタキ)地図 落差15m 評価6
 駐車場から10分ほどで滝前に着きました。滝前はオープンスペースになっていて、ダイレクトに滝を感じることが出来ます。飛び石伝いに沢を渡れば反対岸にも行くことが出来ます。
 滝の映像
鮎返滝(アユカエリタキ)地図 落差10m 評価6
 南島原から雲仙へ向かう途中の滝への支道があり、その支道を進むと、ながしそうめん屋さんがあります。さらに少し進むと滝への遊歩道です。
 直瀑のきれいな滝です。滝つぼも結構あり、夏の暑さをしのぐには格好の場所です。
 滝の映像


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