百名山の石鎚山を登る為に朝の8時に駐車場に到着したのですが、ロープウェーの始発は8時40分ですので、ゆっくり支度をしてロープウェー駅を目指します。
3月も下旬に入りましたが、装備は完全冬山仕様で臨みます。 |
(携行装備)
・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、ゴーグル、手袋、スキーウェア (上)、ゲイター、アイゼン(12本爪)、ピッケル ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×3、熱湯用水筒) |
石鎚山の開祖である役行者です。背景の岩には石鎚山が描かれていました。 |
8時40分丁度の始発ロープウェーで山頂駅を目指しますが、もしロープウェーを使わないと4キロ近い山登りになるので、さすが文明の利器です。 |
(8時50分)
山頂駅を8時50分に出発し、まずは石鎚成就社を目指します。 |
少し誇張された地図がありましたが、実際登ってみると決して誇張ではありませんでした。今回は鎖場はすべてパスしましたが、トライした場合には本当にこの絵のような感じではないでしょうか。 |
(9時12分)
成就社の鳥居が見えました。 |
成就社には本殿、見返り遥拝殿などの社の他に旅館がいくつもあります。 |
石鎚神社成就社本殿です。 |
こちらは見返り遥拝殿です。 |
ここからは遥かかなたに石鎚山頂を仰ぎ見ることが出来ます。 |
(9時18分)
安全祈願のお参りを済ませた後、山頂を目指して出発します。 |
(9時30分)
最初は緩やかな下り坂が続き、途中には遥拝の鳥居をくぐります。ここからは鳥居越に山頂を見る事が出来ました。 |
(9時40分)
標高1400メートルの成就社から10分ほどで標高1300メートルの八丁へ着きましたが、ここからいよいよ登り坂が始まります。 |
(10時20分)
試し鎖ですが、今回は鎖場は全て迂回しました。 |
試し鎖は登った後、降りもあるので、他の皆さんも敬遠されていました。 |
(10時24分)
試し鎖との合流地点に休憩所である不動の力水売り場がありましたが、冬季休業中です。 |
休憩所を過ぎたあたりから段々と雪が深くなってきましたので、この辺でアイゼンを付けることにしました。 |
夜明峠から山頂まで一望できる地点に着きましたが、山頂まではまだまだ遠い道のりです。 |
(10時57分)
夜明峠に到着です。 |
(11時18分)
一の鎖はアイゼンを付けているので、私はパスしましが、皆さん果敢に挑戦されていました。 |
二の鎖小屋と山頂が見えました。まだまだ距離はあるし、完全な冬山となってきました。 |
(11時30分)
二の鎖小屋の鳥居に到着です。 |
ここは石鎚スカイラインの土小屋からのコースとの分岐点となります。 |
成就社があんなに遠くに見えます。二の鎖は完全に雪に埋もれているので、ここは迂回路を取ります。 |
迂回路も手すりが埋まるくらい雪が積もっており、アイスバーンになっているので、この辺はピッケルを刺して慎重に登ります。 |
トラバースも慎重に歩きます。 |
(12時03分)
健脚向けの面河渓との分岐です。何と12キロもあります。 |
やっと尾根に出ました。反対側の山々が見通せます。面河渓には前に来た御来光の滝がかかっているはずですが、上からでは全く見えません。 |
(12時17分)
3時間半でようやく弥山の山頂に到着しました。 |
でもまだ恐ろしい天狗岳が残っています。弥山は1973メートルで、1982メートルの天狗岳が最高地点となります。 |
天狗岳は両端が切り立っており、特に左側は垂直の壁です。 |
両端が切り立った尾根を歩き、恐る恐る垂直の崖を覗いてみましたが、本当に恐ろしいです。 |
(12時40分)
3時間50分でやっと念願の天狗岳山頂に到着しました。まさに大願成就ですが、時々、強風が吹いて成就ではなく成仏しそうになります。 |
弥山を見ると、弥山も結構切り立っているのがわかります。 |
よくぞ、この地に祠を建てたものです。 |
成就社が小さく見えますが、あそこまで戻るかと思うと大変です。 |
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石鎚山のもう一つのピーク、南尖峰から弥山までのパノラマ写真です。 |
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こちらは弥山から成就社方面を見たパノラマ写真です。 |
(13時30分)
弥山に戻り、カップヌードルを食べて、30分ほど昼食休憩し、13時30分に下山開始です。 |
(13時45分)
15分で二の鎖小屋に着きました。 |
(14時00分)
雪がある方が下山は楽なので、夜明峠まで30分で着いてしまいました。ここでアイゼンを外しますが、雪が残っている場所は滑らないように慎重に歩きます。 |
(15時00分)
夜明峠から八丁へは1時間でした。 |
(15時30分)
登山口の神門へ到着です。登拝のお礼参りをしっかりとして帰りました。 |
(15時50分)
山頂駅へは弥山から2時間20分で戻り、無事、16時発のロープウェーに乗ることが出来ました。 |
ロープウェーからはたくさんの滝が見えましたが、係の方のお話しではいずれも名前はないとのことです。 |