伊勢沢大滝(Isesawa ootaki)


神奈川県相模原市緑区青根 総合評価8
 丹沢の裏側に位置する伊勢沢は沢登りスポットとして人気があります。相模原市と山北町を県道76号線が結んでいるのですが、途中は林道となって一般車両は進入禁止となっています。林道沿いには孫右衛門の滝など多くの滝がかかり、神之川沿いの支流には伊勢沢など多くの沢が流れ込んでいます。
 今回のコースは沢登りです。沢登りは管理されたコースではなく、自然条件についての知識、技術、装備についての十分な準備が必要となります。私のホームページを参考に行かれた場合も一切の責任を負いません。又、単独行は事故があった場合、致命的な結末を招きます。十分な注意をお願い致します。


撮影2013/9/28
(9時16分)
 伊勢沢を目指して、ゲートから自転車でスタートします。
(携行装備)
 ・マウンテンバイク、沢靴、ストック、帽子、手袋、熊避鈴、熊避スプレー、蛭よけスプレー、音楽プレイヤー
 ・GPS、コンパス、地図、デジカメ、ヘッドライト、30メートルザイル×1
 ・食料(ウイダーインエネルギー×3、弁当×1、ペットボトル×1)
孫右衛門の滝(マゴエモンノタキ) 落差40m 評価6
(9時24分)
 8分ほどで林道の右側に孫右衛門の滝が見えました。橋のすぐ近くにかかる為、全容を一度に見ることは出来ません。苔生した岩の上を静かに流れ落ちていました。
 滝の映像
曲ノ沢の滝(ワタノサワノタキ) 落差20m 評価2
(9時38分)
 さらに林道を走っていると林道の右側に曲ノ沢の滝が見えました。こちらはほとんど水が流れていませんでした。
 滝の映像
(9時51分)
 曲ノ沢の滝から少し進むと林道が右側にカーブしたところに出ました。ここが伊勢沢への入り口となりますが、最初はわからず行ったりきたりしてようやく見つけることが出来ました。座るのに丁度良い大きな石が目印です。
(9時56分)
 5分ほどかけて小尾根沿いの踏み跡を降りると神之川に出ました。右側には滝と見間違うほどの見事な流れをした堰堤があります。伊勢沢は神之川を渡って少し左に行ったところに入り口があります。
伊勢沢F1(イセサワF1) 落差8m 評価5
(10時04分)
 伊勢沢入り口からほどなくしてF1が現れました。この滝は左岸に巻き道があるのですが、折角ですので、滝の左側をよじ登ることにします。それほど危険なところもなく楽しく登ることが出来ました。
伊勢沢F2(イセサワF2) 落差15m 評価6
(10時31分)
 さらに沢登りをしていると前方に大きな釜を持った直瀑が現れました。この滝は直登りは大変そうですが、滝の左側に巻き道があるのでそれを利用します。
(10時36分)
 ちよっと古いロープがあったので利用させて頂きました。こんなロープでもあるとないとでは大違いです。
(11時02分)
 三の沢との分岐点を過ぎると沢が大きく右に曲がります。渓谷が狭くなったところを勢い良く水が流れ落ちており、水の流れの中を登っていきます。
伊勢沢F3(イセサワF3) 落差15m 評価6
(11時17分)
 ついにF3に到着しました。背後には伊勢沢大滝も見えます。ここを越えるのがこのコースの一番の難所です。ルートとしては、右側のザレ場を登って鎖と残置ロープを使って、上段の滝の真ん中辺りに降り、そこから上段の滝を登るコースと下段の滝の右側を登って、滝の右側の壁をシャワークライムで上段の滝の真ん中辺りに登り、そこから上段の滝を登るコースです。
 折角ですので、シャワークライムの方を選びましたが、ずぶ濡れになってしまいました。ここまで濡れるなら、右側を行けば良かったと後悔するのも後の祭りです。
伊勢沢大滝F4(イセサワオオタキF4) 落差50m 評価8
(11時31分)
 車を停めたところから、2時間15分でようやく伊勢沢大滝の前まで来ることが出来ました。水量が多い時は左側にも流れがあるようですが、今日は右側だけです。でも、物凄い水量でした。真ん中の出っ張ったところが人間の鼻のようで面白い形をしています。
 滝前で濡れた服を乾かし昼食休憩とり、11時55分に出発しました。
 滝の映像
(13時24分)
 帰りは濡れずにすむF3左岸の巻き道を行くことにしました。F1も左岸の巻き道を利用し、安全第一で降り、林道へは滝前から1時間30分ほどで戻ることが出来ました。
桑の木沢の滝(クワノキサワノタキ) 落差10m 評価4
(13時36分)
 自転車に乗って林道をさらに奥に向かうと、桑の木沢の滝が見えました。この滝も橋のすぐ近くにかかる為、全容を一度に見ることは出来ません。
 滝の映像
(13時43分)
 さらに自転車を走らせると立派な白い橋が見えました。こんな奥地に不釣合いな立派な橋です。
(13時48分)
 さらに進むと付近の沢の案内図がありました。遊歩道の案内図というのは普通ですが、沢の案内図は初めて見ました。さすが、沢登りのメッカです。ここのすぐ近くに魚止めの滝と岩水沢への降り口がありますが、そのまま先へ進みます。
ヒワタの滝(ヒワタノタキ) 落差50m 評価6
(13時56分)
 ヘアピンカーブを過ぎた辺りから急坂になりますが、そのまま登っていると林道の左側に大きな滝が見えます。
 谷が狭まったところをかなりの落差で一気に水が流れ落ちていました。
 滝の映像
(14時06分)
 魚止めの滝と岩水沢への降り口まで、一気に自転車で下ります。今まで登りばかりだったので快調に走ることが出来、爽快でした。
 入り口は雑草が生い茂り、行けるのか心配になります。
 でも、すぐに草はなくなり、神之川に注ぐ巨大な堰堤が見えました。
 堰堤の右岸にある階段を利用して神之川におり、沢登りをして神之川本流にかかる魚止の滝を目指します。
魚止の滝 (ウオドメノタキ) 落差15m 評価5
(14時30分)
 落差はそれほどでもありませんが、本流だけあって水量豊富な太い流れの豪快な滝でした。これでは魚も遡上することは出来ません。
 滝の映像
岩水沢F1(イワミズサワノタキF1) 落差10m 評価5
(14時47分)
 少し戻って、右岸にある岩水沢を登ります。岩水沢は入り口は小さな沢ですが、ここも沢登りでは有名なところです。今回は一番下にかかるF1だけで我慢しました。
 滝の映像
(15時14分)
 林道に戻り、自転車に乗ってゲートを目指します。
(15時30分)
 ケ゜ートには15分ほどで戻ることが出来ました。

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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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