薬師の滝(Yakushi no taki)

奈良県生駒市 総合評価2
 薬師の滝は生駒山山頂近くの旧鶴林寺跡にあります。


撮影2019/2/16
 宝山寺の駐車場に車を停めて、ケーブルカーで山頂を目指します。
 ケーブルカーには麓から宝山寺へと向かう宝山寺線と宝山寺から生駒山山頂へと向かう山上線の二つの路線があり、特に宝山寺線は1918年開業で日本で最も古いケーブルカー路線です。
(12時40分)
 生駒山山頂に着きました。
 遊園地は冬季閉園の為、ひっそりとしています。
(12時50分)
 最初は山頂近くの龍岳院へと向かいます。
 滝不動は力強いお顔をしていました。
龍岳院不動滝 (リュウガクインフドウタキ) 落差2m 評価1
 修行の滝であり、普段は水が流れていません。
 続いて旧鶴林寺跡へ向かいました。
 登りと降りが分けられた遊歩道を降りていきます。途中には休憩用の長椅子もあり、しっかり整備されていました。
 突き当りに出ましたが、左へ行くと宝山寺方面、右が旧鶴林寺跡ですので、右へと向かいます。
 鳥居をくぐると下り坂となります。
(13時00分)
 旧鶴林寺跡へ到着です。
 ここに薬師の滝と書かれた石碑がありました。
 地図上の薬師の滝は旧鶴林寺跡から少し谷の方へ行ったところですので、これは後から造られたものと思われます。
 旧鶴林寺跡から石畳みの階段を降りていくと滝へと行くことが出来ます。
薬師の滝 (ヤクシノタキ) 落差5m 評価2
 石組がされた立派な滝ですが、水は全く流れていません。一説では地下に高速道路が通って水が枯れてしまったとのことです。
 帰りは歩いて宝山寺を目指します。
(13時35分)
 ケーブルカーの踏切は珍しいのでないかと思います。
 ケーブルカーの中間駅「霞ヶ丘駅」です。まわりに民家は全くありません。
 山頂から来る道と合流しました。
 しばらく降っていると青龍瀑と書かれた石碑がありました。
青龍瀑 (セイリュウバク) 落差2m 評価1
 こちらも滝行を行うときだけ水を流すようです。
(13時50分)
 もう一つの中間駅「梅屋敷駅」です。
 宝山寺に到着しました。
 宝山寺は役行者がこの般若窟で修行したと伝わるお寺ですが、修験道の修行の中心が大峰山に移ったことで廃れてしまいました。
 しかしながら、江戸時代初期に湛海律師が再興し、特に大阪商人からの帰依を受け大変栄えました。
 奥の院まで行ってきました。こちらは奥の院本堂です。
 宝山寺は実質的な開山が江戸時代初期と比較的新しいことから、建物の重要文化財は明治時代に作られた洋風建築の獅子閣だけとなります。こちらは期間限定で一般公開されます。
 大きな鳥居をくぐります。
(14時40分)
 歩いた時間は2時間ほどでした。


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