池小屋滝(Ikegoya taki)

奈良県吉野郡十津川村旭 総合評価7
 池小屋滝は釈迦ヶ岳に源を発する不動木屋谷にかかります。


撮影2018/12/16
(6時40分)
 今回は不動木屋谷にかかる滝をいくつか巡るつもりですが、その前に日本二百名山に選定されている釈迦ヶ岳を登ることにしました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、毛糸帽子、手袋、セーター、レインウェア、スキーウエア(上)
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト、チェーンアイゼン
 ・食料(おにぎり×2、パン×1、牛乳×1、チョコレート×2、ペットボトル×4)
 日の出の10分ほど前、ようやく明るくなり始めた頃に旭登山口を出発します。
 登山口の標高が1200メートル、山頂が1800メートルで標高差は600メートルほどですが、最初に梯子もあり一気に200メートルほど高度を稼ぎます。
 出発時の気温はマイナス3度で、所々、雪も残っていました。
(7時20分)
 旭林道の下の方から登って来る道と合流です。
 稜線上の熊笹の中を緩やかな起伏を伴いゆったりと歩きます。
 前方にひときわ尖がった釈迦ヶ岳が見えました。
 木々には氷がまるで桜の花のように光り輝いて幻想的です。
 釈迦ヶ岳の直下まで来ると完全な雪道になっていました。
(8時40分)
 大峯奥駈道に合流です。熊野の本宮から吉野を縦走する修験道の修行の道で、過去には、八経ヶ岳、山上ヶ岳を登った時に一部を歩いています。
(8時50分)
 2時間10分で山頂に到着しました。その名の通り、山頂にはお釈迦様が鎮座されています。
 また、修験道の錫杖もあり、こちらに標高が記載されていました。
 三角点は一等三角点「釈迦ヶ岳」です。
 釈迦ヶ岳から北の方角を眺めると孔雀岳、仏性嶽、八経ヶ岳など大峯奥駈道沿いの山々が見渡せました。
 こちらは北側のパノラマ写真です。
 山頂には10分ほどいましたが、寒いので9時頃下山することにしました。
 朝、登ってきた尾根沿いの道が見渡すと結構な距離があるのがわかります。
 こちらは釈迦ヶ岳の南側の大日岳で左の鞍部には深仙の宿が見えました。
 大日岳から南側の大峯奥駈道は天狗山、地蔵岳、涅槃岳と続いて行きます。
(10時50分)
 4時間10分の行程でした。
 続いて池小屋滝を目指します。不動小屋谷から宇無ノ川峡へと続く分岐に車を停めて、宇無ノ川峡の林道へと向かいます。
 林道はかなり荒れており車の通行は不可能です。
 ヘアピンカーブを過ぎた辺りに大きな滝がかかっていました。
 さらに進むと大きな広場があります。
 この広場の向こうに池小屋滝がありました。でも落ち口しか見えず、滝の全容は全くわかりません。
 滝つぼまで降りる道はないかと付近を捜しますが、とりあえず、林道をそのまま進み、滝のすぐ上流にある橋を渡りました。
 橋からは滝の上流の滝を見ることが出来ます。
 林道を歩いていると何とか降りれそうな所を見つけたので、ここから沢へと降りましたが、ロープがないとかなり危険です。
 沢からは上流に池小屋の滝が見えました。
 既に散っていましたが、紅葉の時にはきっと綺麗でしょう。
 右側から合流する沢にも滝がかかっていました。
池小屋滝 (イケゴヤタキ) 落差18m 評価7
 最初は林道沿いにお手軽に見ることか出来る滝だと思っていましたが、苦労した分だけ感動も倍増しました。
 滝の映像
 林道に戻り、林道から遠望できる二重滝を捜します。
 林道がカーブしているところから、かなり遠くに滝が見えました。こちらは二重滝の上流にかかる滝です。
二重滝 (ニジュウタキ) 落差10m 評価6
 大きな滝つぼが特徴です。水がエメラルドグリーンで本当にきれいでした。
 滝の映像
 他にも滝があるのですが、天気も下り坂ということで、旭ダムの貯水池辺りから遠望できる白滝を捜します。
白滝 (シラタキ) 落差120m 評価4
 落差はあるのですが、水量が少ないようです。
 折角、十津川村まで来たので、谷瀬の吊り橋に寄ってから帰りました。
 完成時には長さ297メートルで日本一の長さを誇っていました。


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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