日神大滝(Hikawa ootaki)


三重県津市一志町波瀬
 名張市から国道368号線を名張川沿いにさかのぼり、日神石仏郡を目指します。



撮影2020/7/18
 道の駅三杉で観光パンフレットを見ていたら、森林ラセラピーお勧めの12のコースがあり、その中の一つに日神西浦コースがありました。
 パンフレットには日神大滝の他にも不動滝、小滝、いもづかの滝など幾つも滝が記載されており、急遽、行ってみることにしました。
 折角ですので、案内にあった石仏群も見てきました。
 平家六代君の墓と伝わる五輪塔です。平家六代君(@正盛、A忠盛、B清盛、C重盛、D維盛、E高清)と言えば、平高清です。平家物語では平家滅亡後捕らえられ処刑されるところを文覚上人の嘆願により弟子になることで免れましたが、その後の文覚上人の流罪に伴い処刑されています。
 一般的には神奈川県逗子市に六代の墓が残っていますが、至るところに落ち延び伝説が残っています。そう言えば松坂市の白部の滝にも六代の墓がありました。
 入り口には幾つかの目的地までの距離が記載されており、日神大滝までは450メートルとのことです。
 早速、獣柵を開けて渓谷へと入って行きます。
 5分ほどで日神不動滝の案内板がありました。
日神不動滝 (ヒカワフドウタキ)地図 落差30m 評価4
 梅雨の真っただ中ですので、水量はこれが精一杯だと思いますが、それでもあまり多くありません。
 前回来た時には案内板もなく全く気が付かなかったので、ただの崖にしか見えなかったのでしょう。
 すぐに日神小滝の案内板がありました。これも前回来た時にはなかったと思います。
日神小滝 (ヒカワコタキ)地図 落差6m 評価3
 日神小滝、別名一の滝で本流の最初の滝になります。
二の滝 (ニノタキ)地図 落差2m 評価5
 小滝のすぐ上流には大きな滝つぼが特徴の二の滝があります。
 これも前回見た時はほとんど水が流れていなかった為、無名滝だと思って通り過ぎてしまいました。
 今回は水量豊富で覆いかぶさるような木々の枝の下でいかにも涼し気でした。
 その後も小さな滝が幾つも続きます。
 この滝は岩の陰になって良く見えませんが、なかなかいい雰囲気でした。
 入り口から20分ほどで日神大滝の案内板がありました。
日神大滝 (ヒカワオオタキ)地図 落差7m 評価6
 前回とは見違えるほどの見事な滝に驚きです。
 前回の評価は3でしたが、今回は6としました。
 遊歩道はここでヘアピンカーブのようにターンして左側の急坂を登ることになりますが、上から見た大滝もなかなか見事でした。
 滝見台があるので、覗いてみましたが、見ごたえのある景色はありません。
 不動院からの林道へ合流しました。ここからいもづかの滝までは林道を歩きます。
 ここで林道を離れて沢へと降りていきます。
 右岸へと渡る橋がありましたが、前方の滑が凄くいい感じでしたので、沢靴を履いていたこともあり、ジャブジャブと沢を歩くことにしました。
 すると前方の滑の向こうに滝が見えます。
 いもづかの滝です。
いもづかの滝 (イモヅカノタキ)地図 落差8m 評価6
 黒光りした岩の間を優雅に流れ落ちる滝でした。
 道の駅で見たパンフレットの写真よりも水量が多く、得した気分がです。
 いもづかの滝で引き返し、林道をそのまま降って不動院に行こうと思いましたが、かなり遠回りになるので、そのまま来た道を引き返すこととし、不動院には車で行くことにしました。
 一般的なイチョウの木はもう少し横に広がるイメージですが、不動院のオハツキイチョウは幅もありますが高さもあります。
不動院の滝 (フドウインノタキ)地図 落差20m 評価1
 不動院とは反対側の右側の沢へと行くと不動院の滝があるのですが、かなり荒れていました。一応、滝つぼまで行ってみましたが、無駄足となったようです。
 滝の映像



撮影2009/9/12
 日神石仏群は三重県指定有形文化財に指定されているそうです。
 大きな滝つぼを持った滝が現れましたが、ほとんど水が流れていませんでした。
日神大滝 (ヒカワオオタキ)地図 落差7m 評価3
 日神大滝は日神石仏郡から30分ほどでした。
 訪問した時はほとんど水が流れておらず、とても大滝とは言えそうもありません。
 ただ、手前の滝つぼはかなり大きく見事でした。



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