東山温泉の滝 (Higashiyamaonsen no taki)

福島県会津若松市東山町
 東山温泉は今から約千三百年前、名僧・行基によって発見されたと伝わる由緒正しい温泉です。温泉街の地図には3つの滝が記載されていました。


撮影2014/7/12
 伏見ヶ滝は庄助の宿「瀧の湯」の駐車場から見下ろすことが出来ます。
 上部の雄滝と雌滝からなり、伏見ヶ滝という名前の由来は藤という娘さんが身投げしたという説と行基が訪れた際に一夜にして滝が現れ、「不思議ヶ滝」と詠んだという二つの説があります。
伏見ヶ滝雄滝 (フシミガタキオタキ) 落差5m 評価4
 本流にかかる為、水量があります。沢まで降りれれば、違った景観になるのかもしれませんが、道はありません。
伏見ヶ滝雌滝 (フシミガタキメタキ) 落差6m 評価4
 駐車場から道路沿いに少し下流に行くと見えますが、木々に隠れて良く見えないのが残念です。
 道路をさらに進むと東山グランドホテルの駐車場がありますが、この手前の滝見橋から雨降り滝を見ることが出来ます。
雨降り滝 (タキザワフドウタキ) 落差10m 評価4
 これを滝とみるのか微妙ですが、千三百年の歴史を誇る東山温泉ですので、きっと素敵な逸話があるのでしょう。
 ここで県道325号線をUターンし、トンネルを越えると地図に記載のあった三階滝への入り口があります。路肩に車を停めて歩きはじめます。ちゃんとした道があるかわからないので、渓流長靴で行きましたが、正解でした。
三階滝 (サンガイタキ) 落差12m 評価5
 入り口の案内に830メートルとあったので、すぐに着くだろうと思っていたら、完全な沢登りになってしまい、23分もかかってしまいました。
 滝の落差と同じくらいの大きな木が倒れかかっていました。
 ただ、三階滝というからには三段の滝だと思うので、上段を求めて高巻くことにしましたが、先ほどの滝から14分ほどで小さな滑状の滝があり、上部を見ると二つの滝がありました。もしかして、この3つの滝を総称して三階滝というのかもしれません。
 滑状の滝を直登りすると、二段の滝が見えました。集水域は狭そうですが、結構な水量があります。下段の滝の落ち口には流れを左右に分ける岩が突き出ていました。
 念の為、さらに上流を確認してみましたが、左の写真の滝がありました。木々の中を優雅に流れ落ちています。
 入り口からここまで来るのに1時間近くかかってしまい、最初の830メートルのお手軽滝とは思えない滝めぐりになってしまいました。
 滝の映像


日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を、私的利用を目的とした複製等、著作権法その他法令で認められる範囲を超えて無断で複製、変更することは法律で禁じられております。