平成峡の滝(Heiseikyo no taki)


山梨県南アルプス市 総合評価5
 名前の通り平成になってから整備された遊歩道です。
 櫛形山登山道の一つですが、滝までなら片道45分ほどで行くことが出来ます。



撮影2020/6/20
(8時10分)
 前回来た時は滝だけ見て引き返しましたので、今回は二百名山の櫛形山を奥さんと二人で登ることにしました。
(携行装備)
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・食料(カップヌードル×1、キャラメル×1、チョコレート×2、ペットボトル×4) 、バーナー、熱湯用水筒
 八千代の滝は登山口からすぐです。
八千代の滝(ヤチヨノタキ)地図 落差7m 評価2
 これを滝と呼ぶか微妙です。
 続いて千代の滝です。
千代の滝(チヨノタキ)地図 落差10m 評価5
 平成峡で最も滝らしい滝ですが、斜め上からの俯瞰が残念です。
 櫛型山はその名の通り日本櫛の形に似ていることから名付けられましたが、あやめ平は台形上に広がる山頂付近にあります。
 あやめ平まで行けば、後は山頂の尾根を歩くことになるので、まずはあやめ平が目標となります。
 案内板にはあやめ平100分とありましたが、今回は145分もかかりました。
 遊歩道は落ち葉が積もり、あまり整備されていないようです。
 平成峡を横切り、右岸へと渡りました。
 眼下には渓流が続いています。
 落ち葉に足をとられると沢へと真っ逆さまですので、慎重に歩きます。
 この遊歩道は帰り道では使わない方が良さそうです。
 白龍の滝の前に来ました。
 前回来た時は竜の字がかろうじて残っていましたが、今回は全く読めません。
白龍の滝(ハクリュウノタキ)地図 落差10m 評価4
 案内板は消えましたが、白龍の滝は前回と同じを流れをしていました。
(9時10分)
 平成峡の最後の滝、水神の滝の前に到着です。
 案内板は跡形もありません。
水神の滝(スイジンノタキ)地図 落差7m 評価4
 この滝は前回同様、細い流れが続いていました。
 やっぱり、見ごたえのある滝は千代の滝だけのようです。
 でも滝マニアとしては一つ一つの滝に名前を付けていただくのは大変ありがたいです。
 滝の映像
 前回は水神の滝で引き返しましたが、今回は櫛形山を目指してそのまま登山道を進みます。
 あやめ平70分の案内板が現れました。
 途中、甲府市街を一望できるところに出ましたが、うっすらと霞がかかっています。
 登山道はかなり荒れており、倒木も至るところにありました。
 北尾根遊歩道へ合流です。ここからあやめ平までは50分です。
 ここの倒木は完全に道を塞いでいました。何とか木々を乗り越えて先へ進みます。
(10時00分)
 北尾根登山道と合流しました。あやめ平までは35分ですが、平成峡登山口からここまで110分もかかったのに、北尾根登山道入り口のあるみはらし平までは、たったの36分というのに驚きました。
 ようやく山頂部の尾根地帯に到着です。
 枝が簾上になっている木がありました。
 あやめを鹿の食害から保護するための入場柵を潜ればあやめ平です。
(10時55分)
 登山口から2時間45分でようやくあやめ平に着きました。
 ここから櫛形山山頂へと登山道が続きますが、せっかくですのでトレッキングコースを散策することにします。
 トレッキングコースは木道も整備されていました。
 地図のあるところに出ましたが、こで道を間違って、池の茶屋登山口へと向かうトレッキングコースへと歩き始めましたが、すぐに間違いに気が付きました。
 赤い矢印のV字ターンが正解です。
 保護柵を押して櫛形山山頂方面へと向かいます。
(11時25分)
 右へ行くと裸山経由櫛形山、左へ行くと原生林経由櫛形山ですが、裸山からは北岳・間ノ岳を見ることが出来ます。現在はガスっていますが回復を期待してまずは原生林経由で櫛形山を直接目指します。
 原生林コースは霧が出て幻想的でした。
 裸山からのコースと合流したので、左の櫛形山山頂へと向かいます。
(12時20分)
 4時間10分かかってようやく櫛形山山頂へと到着しました。
 ここでカップヌードルで昼食休憩をとります。
 ここに櫛形山山頂2053.5メートルの標識がありますが、国土地理院の地図上の最高地点はここではなく、10分ほど先の奥仙重ですので、一人で奥仙重まで行くことにしました。
 途中、甲府市街が一望出来るところがあります。
(12時55分)
 櫛形山奥仙重に到着しました。標高は2052.2メートルとあります。
 三角点は櫛形山山頂ではなく、こちらの奥仙重にありました。
(13時10分)
 櫛形山山頂に戻り、裸山へと向かいます。
 花の百名山、山梨百名山と書かれた大きな案内板のところに出ました。
 花の百名山は作家の田中澄江さんが書かれた随筆で櫛形山は新花の百名山に選定されています。
(13時50分)
 案内板のところから斜面を登っていくと裸山山頂へ出ました。
 晴れていれば、日本最高峰の富士山と2位の北岳、3位の間の岳が左右に見れるはすですが、あいにく富士山は全く見えません。
 北岳、間の岳も上部は雲がかかっていました。
(15時50分)
 帰りは平成峡ではなく北尾根登山道でみはらし平へと降りました。
 みはらし平には「新・花の百名山」の著者である田中澄江さんの句が書かれた鐘のモニュメントがあります。
 句碑には「ひとの心の優しさに護られていつまでも美しく いつまでも清らかに」とありますが、獣柵まで作って必死に守らなければいけない状況になってしまいました。
 甲府市街は見えますが、山の上方は雲がかかっています。
(16時10分)
 荷物をみはらし平に置いて、林道を歩きます。15分ほどで平成峡登山口に戻ることが出来ました。



撮影2013/9/29
 平成峡入り口の駐車場を出発します。
八千代の滝(ヤチヨノタキ)地図 落差7m 評価2
 いきなり八千代の滝の案内板がありますが、少し急な渓流が広がっているだけです。
千代の滝(チヨノタキ)地図 落差10m 評価5
 ジグザグの遊歩道を歩いていると左側に滝が見えました。平成峡の中で最も滝らしい滝です。
 さらにジグザグの遊歩道を歩いていると沢を横切るところに出ました。龍の字だけがかろうじて読み取れる壊れた案内板がありました。
白龍の滝(ハクリュウノタキ)地図 落差10m 評価4
 恐らく、これが白龍の滝と思われます。
 さらに歩いていると水神の滝の案内板がありました。遊歩道はまだまだ続きますが、滝はおしまいなので、ここで引き返します。
水神の滝(スイジンノタキ)地図 落差7m 評価4
 平成峡はだらだらと続く急流を無理やり滝とよんでいるだけのようです。
 滝の映像
 平成峡の入り口から林道をさらに進むと、開けたところに展望台がありました。
 富士山も見ることが出来ますが、木々が少し邪魔なのが残念です。



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