八草の滝(Haso no taki)

和歌山県西牟婁郡白浜町久木 総合評価8
 百選の八草の滝ですが、遠望であり、又、水量の少なさからも、なぜ百選になったのか疑問の声も聞かれます。私も2006年7月に行った時は、同じ気持ちでした。
 そこで、台風一過の2008年の9月、再び、八草の滝を訪ねることにしました。



撮影2008/9/20
 八草の滝は通常、対岸から遠望しますが、滝つぼまで行く遊歩道が整備されていました。
 観瀑台のある所からしばらく南下すると久木橋という橋があるので、この橋を渡ったところを右折して100メートルほど行くと車を停めれる場所があります。
(9時28分)
 駐車場を出発しました。
(9時30分)
 すぐに岩をくりぬいたトンネルが現れます。
(9時31分)
 道が二つに分かれたところに来ましたが、八草の滝と書かれた案内板に従って右側の道を行きました。
 ちなみに左に行くと、鍋津呂滝へ行くことが出来ます。
(9時36分)
 道がなくなって小さな川にぶつかりました。そのまま川を渡って対岸に渡ります。前日の台風の影響か、水量が多くくるぶしまで水に浸かりました。
(9時42分)
 川を渡ると日置川沿いに遊歩道があるので、この道をしばらく歩きます。
(9時46分)
 日置川の支流にぶつかると、遊歩道が日置川を離れて山側に迂回しました。
(9時47分)
 この支流を渡る橋がありますが、川には水がありません。この川の上流が八草の滝のはずなのですが、少し心配になります。
(9時48分)
 橋を渡ってすぐの所に八草の滝の案内板がありました。この案内板に従って、遊歩道を離れて、左に進みます。
(9時50分)
 ついに前方に八草の滝が見えました。滝前には石組で作られた祠があり、信仰の滝であることがわかります。
八草の滝(ハソノタキ) 落差50m 評価8
 遠望とは全く異なる滝がありました。やはり滝は滝つぼで見るのが基本だと痛感します。
 水しぶきで滝つぼまでいけないほど水量豊富でした。さらに、滝つぼ付近には虹までかかっています。
 又、岩盤が複雑に入り組んでいる為、右側から見た景色と左側から見た景色が全く異なっていました。岩盤の地層は水平に走っており、茶色の岩盤がレンガのようにも見えます。
 滝の映像
(10時20分)
 八草の滝には10時15分までいました。次は鍋津呂滝を目指します。
 八草の滝から帰る途中、駐車場に停めた私の車が見えたので写真を撮りました。こうしてみると結構距離があります。
(10時30分)
 川を渡ったところまで戻りました。沢靴を履いていたので、そのまま川の中を歩いて鍋津呂滝を目指します。
鍋津呂滝(ナベツロダキ) 落差7m 評価6
(10時35分)
 沢を歩いていると、上部に道が見えたので、斜面をよじ登って遊歩道に戻りました。しばらく、遊歩道を進んでいると5分ほどで、鍋津呂滝に到着です。
 岩盤は八草の滝と同様に茶色の地層が水平に走っており、落差はありませんが、水量豊富で豪快な滝でした。あまりの豪快さに滝前で滝を感じたくなり、再び沢に戻って滝前まで行くことにします。
 予想通り滝前は物凄い水しぶきで、八草の滝以上の豪快な滝を感じることが出来ました。
(11時04分)
 八草の滝が百選に選ばれたのも少し納得です。
 八草の滝から鍋津呂滝を廻った総所要時間は約1時間半でした。


撮影2006/7/13
 対岸に見える沢にかかりますが、距離がある上に水量も少ない為、迫力は全く伝わってきません。
八草の滝(ハソノタキ) 落差50m 評価6
 ただ落差はありそうでした。
 和歌山には鼻白の滝、宝龍滝、栃の川の滝などいい滝が他にもたくさんあります。どうして八草の滝が百選の滝に選ばれたのでしょうか。



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