二口峡谷の滝(Futakuchikyokoku no taki)

宮城県仙台市太白区
 二口峡谷は百選滝で有名な秋保大滝の上流にある渓谷で多くの滝や巨大な岩壁である磐司などで知られています。


撮影2014/9/14
 最初は大東岳登山口から裏ルートから、白滝、雨滝、梯子滝を目指します。
 駐車場には朝の6時に着きましたが、10台ほど停められるスペースは私の車で満杯になりました。
 入り口から35分ほどで、白滝と書かれた案内板のところに出ましたが、滝はありません。どうやら、ここを右に曲がって支流の右岸沿いの踏み跡を登るようです。
白滝 (シラタキ) 落差70m 評価8
 白滝の看板のところから20分ほどで巨大な滝が見えました。
 苔むした壁面ですが、左側は所々赤くなっています。
 とにかく、物凄い落差で、真近で見ると大迫力です。上部は直瀑で壁面に当たった水が砕けて分岐瀑のように滝つぼに向かって広がっていました。
 滝の映像
 登山道まで戻り、今度は雨滝を目指します。
 白滝の案内板から15分ほどで、雨滝の案内板がありました。
雨滝 (アメタキ) 落差35m 評価5
 白滝ほどではありませんが、雨滝も物凄い落差です。水量が少ない為、途中で霧状になって雨のように降りかかります。まさに雨滝でした。
 雨滝からさらに登山道を進むと、10分ほどで裏磐司と書かれた壊れた案内板がありました。
 沢を挟んで反対側を見ると巨大な岸壁がありました。どうやら巨大な岸壁、磐司の裏側にあたるようです。
梯子滝 (ハシゴタキ) 落差30m 評価5
 この案内板から少し進むと、木々越に大きな滝が見えました。マピオンの地図ではもっと奥地に梯子滝と書かれていますが、これが梯子滝で間違いないでしょう。ざれ場を降りて滝つぼまで行こうかとも思いましたが、自重しました。
 梯子滝でユーターンし大東岳登山口まで戻って、今度は車に乗って姉妹滝を目指します。
 二口峡谷自然遊歩道の案内地図のところに妹滝と姉滝が書かれており、ここから沢に降りて行きます。
 尚、林道を少し進んだところに姉滝の説明がありました。姉滝は潜り滝だったのですが、昭和20年に崩れてしまったとのことです。潜り滝だったことから、穴滝と呼ばれ、隣にもうひとつ滝があったことから、穴滝が転じて姉滝、もうひとつの滝を妹滝と呼び両方を称して姉妹滝と呼ばれるようになったようです。
 二口峡谷自然遊歩道の案内地図のところから沢へ降りて行きます。
 沢まで降りると前方に橋が見えました。
 すると、二つの滝が見えました。向かって左側が妹滝、右側が姉滝です。
妹滝 (イモウトタキ) 落差10m 評価6
 支流の滝ですので、姉滝より少し水量は少ないですが、途中でくびれが入ったなかなか美しい滝です。
姉滝 (アネタキ) 落差16m 評価7
 落ち口のところが薄い板状になっています。ここに甌穴が出来れば、再び穴滝になるかもしれません。
 滝の映像
 二口峡谷自然遊歩道の案内地図のところに戻って、林道を車で更に奥地まで進むと、白糸の滝入口の案内がありました。
 沢に降りると、沢の向こうに滑状の滝が見えます。
白糸の滝 (シライトノタキ) 落差40m 評価4
 黄土色の壁面を滑状に優雅に流れていました。
 滝の映像


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