不二洞の滝(Fujido no taki)

群馬県多野郡上野村川和
 不二洞は全長2.2キロと関東一の規模を誇る鍾乳洞で、400年前に藤原山吉祥寺の僧、安宗がこの洞窟の探検に成功したことから、洞内は修行の場として仏教にちなんだ名前が付けられています。


撮影2021/12/19
 諏訪山登山を途中撤退した帰り道、関東一の鍾乳洞という案内看板に誘われて寄ってみることにしました。
 入り口の総合案内所で800円で入洞券を購入し、洞窟入り口まで坂道を5分ほど歩きます。
 不二洞の名前の由来は200年前に吉祥寺六代目住職悦巌上人が疫病が二度とこないように命名したことによります。
 コロナに翻弄されている今こそ、見直されても良い洞窟かもしれません。
 洞内に入ると最初はトンネル内の坂道を登ります。
 トンネルを抜けると、螺旋階段がありました。
悠久の滝 (ユウキュウノタキ) 落差5m 評価1
 嬉しいことにいきなり滝がありました。でもこれは水が流れる滝ではなく、鍾乳石の形が滝が流れるように見えることから命名されたものです。
 禅堂の間には、釈迦阿弥陀観音、極楽浄土夫人など仏教にちなんだ名前が付けられた鍾乳石がありました。
 大天井は赤色にライトアップされています。
 水穴は青色のライトアップでした。
竜王の滝 (リュウオウノタキ) 落差20m 評価3
 入り口にあった案内図には竜王の滝が書かれていましたが、竜王の滝があるはずの場所には案内板がありません。とりあえずそれらしい場所の写真を撮り、洞窟を出た後、案内所の方に写真を見せて尋ねた所、昔は実際に水が流れていたが、流れなくなった為、案内板を撤去したとのことでした。
 鍾乳石ではなく、実際に水が流れているところを見たかったですね。
 閻魔の金剛杖は、七度この杖を触ると心配事、悩み事が去り、願い事がかなうそうです。もちろん7度触ってきました。
 複雑な形の鍾乳石が続きます。
 こちらは穴が開いていました。
 大日獄、如来洞、大日如来像、六地蔵です。
 鍾乳石を叩くと、場所によって異なる音が出るという音楽堂ですが、現在は鍾乳石の保護の為、中止されているそうです。
生湯の滝 (ウブユノタキ) 落差5m 評価1
 こちらは鍾乳石が滝のように見えることから名付けられた生湯の滝です。
 蓮華の塔は青色にライトアップされていました。
 右隣には赤くライトアップされた灯の柱があります。
 無数に並ぶ小さな石窟から五百羅漢と名付けられました。
 氷石は本当に氷のように見えました。
 空穴では、上を見上げると青空が見えます。出口は近いようです。
 出口は結構、高いところにありました。
 事務所近くには上野スカイブリッジと名付けられた歩道橋があります。


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