撮影2025/02/28 |
続百名城に選定されている滝山城(123番)に行くことにします。車は南側の滝山観光駐車場に停めました。
滝山城は1587年に北条氏照が八王子城に移すまで政庁として利用された城で、本丸や曲輪、堀、土塁などの保存状態が良く、中世城郭の最高傑作と呼ばれています。 |
案内地図の番号順(15は9の後に訪問)に散策することにしました。
最初は山の神曲輪の方に向かいます。 |
3の小宮曲輪枡形虎口は敵を一列渋滞にさせる北の備えですが、確かにここは手強いでしょう。 |
4の山の神曲輪は民間人を保護する場所と言われています。 |
多摩川も良く見えました。 |
千畳敷は滝山城の中で最も広い平な場所で一辺が60メートルの正方形に近い形をしています。 |
千畳敷からは眼下に弁天池跡が見えました。池に小船を浮かべて宴を楽しんでいたと思われます。 |
千畳敷には馬出も設けられていました。 |
二の丸は滝山城で最も防御に優れた場所で、3ヵ所の出入り口すべてに馬出を設置しています。 |
クレーターのような大きな窪みが見えました。現在は水がありませんが、ここには大池があったようです。 |
堅固な滝山城ですが、尾根伝いのこの場所が弱点とされていました。その為、有力家臣をこの地に住まわせていたとされます。 |
15の木橋も弱点を補う為に非常時に外せる引橋にしていました。 |
木橋で引き返し中の丸へ行きます。中の丸は政庁施設があった最重要な場所の為、北は断崖絶壁、南は堅固な二の丸に守られていました。 |
中の丸から本丸へは有事には外せる引き橋を渡ります。 |
本丸は城主が住んだ場所で、結構な広さがありました。 |
少し高くなったところがあります。櫓台だった場所ですが、こちらには、戦国時代ではなく、明治時代に建立された霞神社が立っていました。 |
本丸の一角には滝山城跡の立派な石碑もあります。 |
井戸は城につきものですが、本丸から掘られたかなり深い井戸がありました。 |
先ほど渡った引橋を下から眺めながら帰途につきます。 |
滝山城見学に要した時間は2時間弱でした。 |
滝山城を見学した後は、多摩川を渡って滝山城の反対岸に向かいます。 |
多摩川緑地福生南公園の入口に向かうとどうどう橋がありました。 |
橋から多摩川方向を眺めると先ほどまでいた滝山城が見えます。 |