仏法紹隆寺の滝(Bupposyoryuji no taki)

長野県諏訪市大字四賀地図
 仏法紹隆寺は806年、坂上田村麿が諏訪大明神へ戦勝報告の際に、「神宮寺」と共に開基されたと伝わる古刹で、安土桃山、江戸、明治、昭和に作庭された4つの日本庭園を鑑賞することが出来ます。


撮影2021/7/13
 諏訪大社上社神宮寺から移築した山門をくぐると本堂がありました。
 本堂の右側に受付があり拝観料500円を支払います。
 お坊さんが普賢堂と宝物殿の鍵を持って、案内してくれました。
 普賢堂では音声による説明があり、お寺の来歴などについて説明を聞きます。
明治・大正の庭の滝(メイジタイショウノニワノタキ) 落差2m 評価1
 普賢堂の左手前に明治・大正の庭がありました。
 滝石組があり、水がしっかりと流れ落ちています。
 明治初期の廃仏毀釈の際に諏訪大社神宮寺普賢堂から密かに運び出された諏訪大明神御本地普賢菩薩です。
 もともと、普賢菩薩、白象ともに鎌倉時代に製作されましたが、普賢菩薩は軍神としての諏訪大明神の力を恐れた織田信長によって破壊され、その後、再彫刻された為、年代が異なるようです。
昭和の庭不動の滝(ショウワノニワフドウノタキ) 落差3m 評価2
 普賢堂の裏に昭和の庭があります。
 苔むした岩島が滝に向かうかのように配置されているのが印象的でした。
 普賢堂建立にあたり作庭され、4つの中で最も新しい庭園で、滝は不動の滝と呼ばれます。
 続いて本堂に入ると大広間の向こうに庭園が見えました。
安土桃山の庭の滝(アヅチモモヤマノニワノタキ) 落差5m 評価2
 右側に位置するのが安土桃山の庭です。
 二段の滝がかかっていました。
 宋の画家である玉澗の山水画をモチーフとした玉澗流と呼ばれる滝石組で、背後の山の間から滝を落とし石橋を通した後、更に滝を落とすのが特徴です。
 本堂の左奥には殿様座敷がありました。
 殿様になった気分で座布団に座れるそうです。
 右側には茶室があり、窓からは江戸の庭の滝が見えました。
江戸の庭の滝(エドノニワノタキ) 落差3m 評価2
 江戸の庭は安土桃山の庭の左側に続きます。
 巨大な水落石の上を滝水が落ちていました。
 滝の映像


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