白糸の滝(Shiraito no taki)

群馬県吾妻郡長野原町川原湯
 1949年に八ツ場(やんば)ダムの建設が計画されて以来、建設か反対かでもめにもめています。
 ダムが出来ると、白糸の滝はもちろん、渓谷沿いの国道、県道、JR線、さらには川原湯温泉自体が水没してしまいます。



撮影2023/7/16
 色々ともめた八ッ場ダムもついに完成しました。
 風光明媚な吾妻峡谷も川原湯温泉もみんな湖底にしずんでしまい、あれほど複雑な地形だった峡谷が嘘のように穏やかな景色に変わっています。
 もう白糸の滝は観れないのかと思うと悲しくなってきます。



撮影2009/8/29
 2009年時点で、本体のダム建設が決まっていないにも係らず、ダム湖周辺の道路はどんどん建設され、国道145号線バイパス、対岸の県道、さらにはJR吾妻線の付け替え工事も実施されています。
 付近を走ると、まるで高速道路かと見間違うほどの信じられないような高いところに新しい道路が建設されているのがわかります。
 2009年夏の総選挙で政権を取った民主党はこのダムの建設中止を訴えていますが、どうなるのでしょうか。
 川原湯温泉駅前の無料駐車場から5分ほどで滝見橋に行くことが出来ます。峡谷は非常に狭く、中にはかもしが越えることができるぐらいの場所もあります。
白糸の滝 (シライトノタキ) 落差30m 評価5
 落差は30メートルありますが、上段は木々に隠れて良く見ることが出来ません。白糸の滝と呼ばれる通り、水量も普段から多くないようです。
 尚、川原湯温泉は源頼朝以来の自然湧出の温泉で、私も300円で入れる共同浴場「王湯」の露天風呂と無料の足湯に入ってきました。



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