阿瀬四十八滝(Aze Shizyuhachi taki)

兵庫県豊岡市日高町羽尻 総合評価6
 冒険家、植村直己氏のふるさと日高町にある阿瀬渓谷には大小さまざまな滝や渕があります。
 たくさん滝のあることを称して四十八滝とよく命名されますが、この渓谷には本当に四十八の滝があるそうです。そのうち、渓谷を代表する5滝が、鋳物師が滝、源太夫滝、恐れ滝、竜王滝、不動滝です。


撮影2008/8/11
 今日は最低でも渓谷を代表する鋳物師が滝、源太夫滝、恐れ滝、竜王滝、不動滝の5滝を見るつもりです。
(12時50分)
 林道の終点の駐車場に車を停めて、出発するとすぐに熊出没注意の警告板がありました。今日の熊よけは、例によって熊鈴、スピーカー付ウォークマン、熊よけスプレーです。
(12時51分)
 舗装路から渓谷へと下ります。
鋳物師が滝(イモジガタキ) 落差7m 評価5
(12時51分)
 すぐに鋳物師が滝の案内板があったのですが、どれが滝かわかりません。崖を少しおりて、それらしい滝を写したのが左の写真です。
長持ぶち(ナガモチブチ) 落差6m 評価6
(12時52分)
 遊歩道からは上からしか見えない為、沢まで降りて写真を撮ってきました。太陽の光が滝のあげる水しぶきにあたって、幻想的でした。
じょろ滝(ジョロタキ) 落差13m 評価3
(12時56分)
 本流ではなく支流の滝です。支流の為、水量も少なく、緑の木々に囲まれて滝姿もよく見ることが出来ませんでした。
蛇つぼ(ヘビツボ) 落差5m 評価5
(13時00分)
 滝自体は落差も少ない小さな滝でしたが、立派な滝つぼがありました。
源太夫滝(ゲンダユウタキ) 落差30m 評価6
(13時07分)
 渓谷の主瀑ともいえる滝で、インターネット上では、舗装路からみおろしたきれいな紅葉の写真が公開されています。
出合いの滝(デアイノタキ) 落差9m 評価5
(13時07分)
 源太夫滝の右側には出合いの滝がかかります。二条の滝が涼しげでした。
ますらおの滝(マスラオノタキ) 落差4m 評価4
(13時17分)
 源太夫滝を過ぎると上の舗装路へと登る道が続きます。この階段を登りきり、さらに上流を目指します。この辺は滝や渕の案内板が続くのですが、滝もたくさんあるので、どの滝を指し示しているのか良くわかりませんでした。
鉄砲滝(テッポウダキ) 落差12m 評価5
(13時20分)
 大きな滝つぼがありました。
恐れ滝(オソレタキ) 落差10m 評価5
(13時24分)
 阿瀬川の本流へ行く道と支流の若林川へ行く道との分岐点にある滝です。上からしか覗けないので、よくわかりませんが、結構大きな滝です。
思案ぶち(シアンブチ) 落差4m 評価4
(13時26分)
 若林川へ行く思案橋を渡って沢へおりると思案ぶちがあります。少しを沢を登ると小さな滝がかかっていました。
座禅の滝(ザゼンノタキ) 落差5m 評価4
(13時28分)
 阿瀬川本流を不動滝を目指してさらに進むと、座禅の滝が見えました。壁面、滝つぼ、手前や後ろの木々、全てが緑に覆われていました。
(13時31分)
 倒れ岩と書かれた案内板のある大きな岩がありました。説明書きによると、昔、金山の人々が雨宿りした時にこの岩が落ちたそうです。
龍が滝(リュウガタキ) 落差4m 評価5
(13時39分)
 この滝も大きな滝つぼがありました。
月照滝(ゲッショウタキ) 落差6m 評価5
(13時43分)
 ロマンティックな名前の付いた滝ですが、滝を見る時の視界も良く、手前の滝つぼも大きいので、月に照らされるときれいでしょうね。
竜王滝(リュウオウタキ) 落差30m 評価6
(14時04分)
 阿瀬渓谷随一のという副題のついた案内板に従って、遊歩道を右におれます。沢を慎重に登ると、だんだんと左右の崖が高くなってきましたが、滝音は聞こえてきません。大きな崖に行く手を阻まれたところが竜王滝でした。今まで小さな滝が続いていましたが、それらの滝に比べても極端に水量が少なく、はっきり言って名前負けしている滝でした。上流で取水されているようですが、長い時間をかけて水流が岩を削った跡からもわかる通り、本来は相当の水量がある滝なのでしょう。
不動滝(フドウダキ) 落差15m+5m 評価5
(14時25分)
 手前が小不動滝5メートル、後ろが不動滝15メートルです。小不動滝の滝つぼはクレバス状になっており、滝音が共鳴して独特の音を奏でていました。
 上流にもまだまだ滝が続きますが、ここでギブアップしました。スタートから1時間半ぐらいですが、真夏の暑い日の山歩きですので、あまり無理をしないことにしました。
楓の滝(カエデノタキ) 落差6m 評価5
(15時00分)
 14時53分に思案橋まで戻ってきましたが、若林川の上流も気になって、ちょっと行ってみることにしました。途中、すべり滝、5色なめら、岩切り滝と案内板が続くのですが、残念ながら渓谷は遊歩道からかなり下の方にあるので、どれが滝なのかよくわかりません。その内、橋が現れ、楓の滝の案内板が現れました。
 小さな滝ですが、遊歩道から簡単に見ることが出来、又、立派な滝つぼもありました。紅葉時はきっときれいなんでしょうね。
 滝の映像
(15時40分)
 へとへとになりながら、駐車場まで戻ってきました。目標通り、阿瀬5滝は見ることが出来ましたが、真夏の日の山登りは疲れました。


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滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
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