天水氏庭園枯滝石組(Amamizushiteien karetakiiwagumi)


鹿児島県志布志市志布志町帖
 志布志市には幾つかの武家屋敷庭園が残っており、天水氏庭園もその一つです。



撮影2025/10/15
 福山家は志布志城で最も上位役職であるアツカイ役の家柄でした。
 藩制時代の最上級役職の武家屋敷の様子をほぼ完全な形で留めている貴重な建物です。
 庭園の前庭は広く鍛錬場所だったと推察されており、庭園自体には見るものはありません。
 平山氏庭園は元石峯寺の庭園で、平山氏は廃仏毀釈で廃寺の後も同じ場所に居を構え庭園が残ります。
 山裾に露出した凝結凝灰岩の大岩盤を大きく削りとって作り出した断崖を主景とし、雨が降ると岩肌を伝い滝となる技巧も凝らされていました。
 天水氏庭園は江戸時代中期の作庭です。
 庭園に入ると築山中央正面の最後部に立てた巨石が目に入りました。
天水氏庭園枯滝石組(アマミズシテイエンカレタキイワグミ) 落差2m 時間1分 評価1
 巨石の左右には石が配置され三尊石のようにも見え、段瀑のように積み上げた枯滝石組が下まで続く姿は秀逸です。
 滝の映像
 続いて続百名城に選定されている志布志城(197番)に行ってきました。
 志布志城は南北朝時代から城主が次々と変わりますが、1577年、島津氏の直轄地となり、初代地頭として鎌田政近が任命されます。
 重要拠点でしたが、1615年の一国一城令で廃城となりました。ただ、建物が無くなっただけで遺構は残っています。
 狭い道を歩いて本丸へと行きました。
 内城の登城口です。
 本丸の下段に着きました。広々としています。
 本丸には10分ほどで着きました。
 ひときわ高い所に城の守り神として三宝荒神が祀られています。
 帰りに深い堀を見て、守りの堅さが良く分かりました。



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