平湯大滝(Hirayu ootaki)


岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯地図
 平湯大滝は、見る時によって豪快な直瀑だったり、幻想的な氷瀑だったりと、四季折々の滝を楽しむことができる滝だ。



撮影2026/7/29〜31
 2019年8月に標高2,225メートルで撤退した笠ヶ岳に再び挑戦した。
 ザックを前回より4キロ絞り総重量は10キロだ。テント泊としては破格の軽量だろう。ただこれでも私には重い。
(携行装備)…リュックサック総重量10Kg
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア、傘
 ・コンパス、高度計、気圧計、温度計、スマホ、ヘッドライト
 ・テント、マット、寝袋
 ・食料
  (1日目)朝…おにぎり×2、昼…パン×1、夜…カップヌードル×1
  (2日目)朝…ザルソバ×1、昼…お茶漬け×1
  (未使用)スパゲッティ×1
  (行動食)柿の種×1
 ・ペットボトル×5、バーナー、鍋
 ・スマホ予備バッテリー
(4時30分)
 車を無料駐車場に停め、雨の中、出発する。天気予報ではすぐに雨は止むはずだ。
(5時00分)
 新穂高センターでトイレを借り、おにぎりを食べる。登山届を提出し5時に出発。
(6時20分)
 林道を歩きやっと笠ヶ岳登山口に着いたが、雨は止む気配がない。
 登山口から杓子平まで標高差1,100メートル近くを一気に登る。
 最初はナラの樹林帯を進む。
 ヒカリゴケだろうか。
 ロープ場もあるタフな登りをひたすら進む。
(10時10分)
 4時間もかかってやっと標高2,100メートル地点に着いた。標準タイムの1.4倍ぐらいのペースだ。
 槍・穂高の眺めが一番いいとのことだが、雨で全く視界がない。
 標高2,000メートルを越えると様々な花が咲くお花畑になる。手前の白い花がコバイケイソウ、奥の黄色い花がニッコウキスゲだろう。
 アサマフウロは赤紫が鮮やかだ。
 紫の花はきれいだが、もしかすると猛毒のトリカブトだろうか。
 ようやく雨が上がり一瞬、穂高連峰も顔を出した。西穂高岳から北穂高岳までの稜線が鋸のように連なる。真ん中に見える奥穂高岳は日本第三位の高峰だ。
(12時20分)
 やっと杓子平に到着。ここでパンにて昼食休憩をとる。
 杓子平はカール地形のなだらかな山容だ。
 コバイケイソウが至るところに咲き、ずっとここに居たくなるがそうもいかない。
(15時20分)
 杓子平を過ぎると再び急斜面の登りになった。遅れに遅れてやっと稜線に着く。ここから山荘までは標準時間で1時間20分、私のペースだと2時間ぐらいかかりそうだ。
 稜線に生えている這松は見た目こそ小さいが、樹齢200年だとか。
 トボトボ歩いていると同じくトボトボ歩くライチョウの親子と出会った。三羽のヒナがあっちへ行ったりこっちへ行ったり親鳥も大変だ。
 抜け戸岩は四つの岩が組み合わさっており、真ん中を歩いて行く。
(17時10分)
 やっとテント場に着いた。
 ただここが今日のゴールではない。ザックはテント場に置くが、笠ヶ岳山荘までテント泊の許可を貰いに往復しなければならないのだ。最後の登りがきつい。
 振り返ると抜戸岳から続く稜線沿から白い雲が湧き上がる滑昇気流が見えた。その向こうには槍ヶ岳が顔を出す贅沢な景観だ。今までの苦労が報われた気がする。
 滑昇気流の映像
(17時30分)
 笠ヶ岳山荘到着は17時30分。通常、遅くとも16時までに着くよう計画を立てないと行けないが、大幅に遅れてしまった。
 テント場に帰る途中、さきほど見たライチョウとは別の親子だろう。こちらは全く逃げない。
(7時00分)
 テント内でカップ麺を食べ20時前に就寝した。ところが夜中になって、雨が降る中、物凄い強風に起こされる。明日こそ好天を期待したのだが・・・。
 朝食はザルソバにしたのだが、生麺がくっついてソバガキになっていた。物凄くまずいが、体力を維持するためには無理やりにでも食べなければならないのが辛い。
 翌日は雨こそ降らないが、曇り空で景観は全く期待できない。ペットボトル1本と行動食だけ持って、平らな石を並べたような道を山頂目指してひたすら登る。
(7時40分)
 テント場から40分ほどで山頂手前の祠に到着した。
 祠には仏像が祀られている。江戸時代初期、円空が笠ヶ岳に登頂したが、その後、播隆上人が登山道を再整備した。播隆上人が笠ヶ岳に登った時、槍ヶ岳に仏様が現れた(ブロッケン現象で現れた自分の姿と言われている)のを見て、槍ヶ岳に極楽浄土があると確信し槍ヶ岳を開山した話は有名だ。
 祠から左へ向かうと山頂が見えた。これで陽がさせば播隆上人同様、ブロッケン現象が見えたかもしれない。
(7時45分)
 念願の笠ヶ岳山頂にようやく登ることができた。
 三角点は二等三角点「笠ヶ岳」だ。
(10時30分)
 帰りは下りなので少しは早くなるかと思ったが全くペースが上がらない。
(13時00分)
 杓子平ではお茶漬けで昼食休憩をとる。標準時間だと登山口まで3時間10分、さらに駐車場まで50分、合計4時間で17時には戻れるのだが、どうなることだろうか。
 新穂高センターの駐車場が見えた。私を追い越していった女性がムササビになってあそこまで飛んで行きたいと言う。同感だ。
(18時00分)
 標準時間を2時間近くもオーバーして登山口に到着した。
(19時50分)
 林道も1時間オーバーして駐車場に着いた時には真っ暗だ。登りと下りでほぼ同じ距離を歩いたはずだが、登り19,824歩、下り29,796歩でなぜか下りの方が1万歩も多かった。下りは疲れ果てて歩幅が狭くなったのだろうか。
 翌日、平湯大滝を再訪した。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
 平湯大滝が凄いのは落差もあるが、幅も広いことだろう。
 滝の映像



撮影2019/8/4〜5
 笠ヶ岳に登ろうと決め、久しぶりに重いザックを背負った。
 総重量14キロ。靴やストック、GPSに地図、ツェルト、寝袋、そして食料と水。久々の本格装備に、少しだけ胸が高鳴る。
(携行装備)…リュックサック総重量14Kg
 ・登山靴、ダブルストック、帽子、手袋、レインウェア
 ・GPS、コンパス、高度計、気圧計、温度計、地図、デジカメ、ヘッドライト
 ・ツェルト、マット、寝袋
 ・おにぎり×4、カップヌードル×2、ドライカレー×1、ピラフ×1
 ・ペットボトル×8、熱湯用水筒×1、バーナー、鍋
(6時45分)
 6時30分、新穂高登山指導センターに到着。
 目の前の有料駐車場に車を停め、6時45分に歩き出した。
(7時00分)
 15分ほどで車両通行禁止のゲートに着く。ここは自転車も通れない。
 単調な林道を進む途中、「おたすけ風穴」と呼ばれる岩の裂け目から、ひんやりとした風が吹き出していた。
 夏の朝に触れる冷気は、まるで山が差し出す小さなご褒美のようだった。
(8時00分)
 ゲートから1時間で笠新道登山口へ。
 標高は1368メートル。出発点からすでに281メートル登ってきたことになる。
 笠新道は、登山口から2454メートルの杓子平まで1086メートルを一気に登る急登コースだ。ブナ林の間をジグサグに折り返しながら登って行く。
 標高2000メートル付近でふと振り返ると、穂高の山々がようやく同じ目線に並んだ。
 その瞬間だけは、疲れが少し和らいだ。
(14時20分)
 本来なら4時間半で着くはずの杓子平に、6時間を過ぎても辿り着けない。
 今年は高い山にまったく登っておらず、怪我の影響で2ヵ月ほどトレーニングもできていなかった。
 このまま進めばテント場に着くのは19時を過ぎてしまう。
 悔しさを飲み込み、標高2225メートルで撤退を決めた。
(18時20分)
 下りも普段なら3時間ほどのところ、4時間かかってしまった。
 やはり今日は無理をしなくて正解だった。
(19時30分)
 駐車場に戻った頃には、すっかり夜の帳が降りていた。
 しかも有料駐車場は門限が16時。翌朝6時まで出られず、車中泊となった。
 山に挑む旅は、時にこうして静かに幕を閉じる。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
 笠ヶ岳は叶わなかったが、せっかくここまで来たのだからと、早朝の平湯大滝へ向かった。
 8年ぶりの再訪。朝の光の中で、滝は相変わらず堂々とした姿を見せていた。
 ただ、入口にあった大滝公園は閉鎖されていた。運営会社の倒産により2016年に閉じられたままだという。
 日本有数の名瀑のためにも、いつか再生してほしいと願わずにはいられなかった 。
 滝の映像



撮影2011/9/1
 久しぶりに氷瀑ではない夏の平湯大滝を訪れた。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
 夏の終わりとはいえ、木々の緑にはまだ勢いがあり、滝の白さがいっそう際立っていた。
 滝の映像



撮影2008/2/23
 前年のリベンジを胸に再び冬の平湯大滝へ向かったが、この日はこの冬一番の大雪。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
  悪天候に阻まれ、夜のライトアップは断念した。
 自然はいつも、こちらの都合など意に介さない 。
 滝の映像



撮影2007/2/18
 平湯大滝は冬の氷瀑が有名で、2月15日から25日の夜にはライトアップが行われる。
 その幻想的な姿を見たくて、夕方4時に公園へ着いた。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
 まずは自然光の中で氷瀑を眺める。
 昨年5月に見た滝とはまるで別物で、巨大な氷柱が立ち並ぶ姿に息を呑んだ。
 粉雪が舞い、輪郭はぼやけていたが、自然の力強さだけははっきりと伝わってきた。
 ライトアップまで時間があったので足湯に浸かりながら待ったが、再び滝へ向かうと、手前のライトだけが虚しく光り、肝心の滝は闇に溶けて見えなかった。
 観光客たちも皆、肩を落としていた。
 光を当てても、自然は思い通りにはならない——そんな当たり前のことを、改めて思い知らされた 。
 滝の映像



撮影2006/5/21
 公園内の足湯に浸かり、牛肉コロッケを頬張りながら、しばし時間を忘れた。
 駐車場から滝までは整備された道を10分ほど歩く。
平湯大滝 (ヒラユオオタキ) 落差64m 評価9
 歩き始めてすぐに滝が姿を現し、遠くからでもその大きさが伝わってくる。
 落差だけでなく幅もあるため、迫力は圧倒的だった。
 滝の映像



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