天ヶ滝(Ama ga taki)


愛媛県北宇和郡松野町奥野川
 天ヶ滝は、かつて「銚子の滝」と呼ばれていたという。銚子の口から水が落ちるように見えたためだが、江戸時代、領主がたびたび滝見物に訪れ、そのたびに農民たちは仕事を休まねばならず困り果て、ついには銚子の口を壊してしまったという。
 ところが領主は「前より景観が良くなった」と喜び、以前にも増して訪れるようになったらしい。
 また、この地には大蛇が村娘と恋に落ちるという、いかにも山里らしい伝説も残されている。



撮影2025/9/28
 続百名城に選定されている河後森城(179)を訪れた。
 河後森城は1196年、渡辺氏によって築かれ、代々渡辺氏の居城として続いた城だ。
 しかし下剋上の時代、近習の芝政景が長宗我部氏と通じて城を奪取し、その後は豊臣政権の支配下に置かれた。城づくりの名手として知られる藤堂高虎が城主となった時期もある。
 江戸時代に入ると宇和島藩に組み込まれたが、1615年の一国一城令により廃城となった。
 西第十曲輪には掘立柱建物が復元されている。
 馬の像が芸術的な姿で迎えてくれた。
 そこからいくつもの曲輪を越え、本郭を目指して歩く。
 やがて本郭に到着した。
 主殿は整地のみで復元はされていない。
 それでも眼下には松野町の町並みが広がり、この地に城を築いた理由がよく分かる。
 城を後にし、3年ぶりに天ヶ滝を再訪した。周囲は草が生い茂り、ほとんど整備されていない様子である。
 水車小屋は水車が撤去され、廃墟のようになっていた。松野町は天ヶ滝の観光地化を諦めたのかもしれない。
姫滝(ヒメタキ) 落差9m 評価3
 草に覆われ歩きづらい遊歩道を登ると、すぐに姫滝が姿を見せた。しかし手前の木々が視界を遮り、全景を捉えられないのが惜しい。
 松野町の思いとは裏腹に相変わらず天ヶ滝はいい滝だった。
天ヶ滝(アマガタキ) 落差30m 評価7
 直瀑として真っすぐに落ちた水が、途中から右斜めへ分岐瀑となって流れ落ちる姿は、何度見ても惚れ惚れする。
 滝の映像



撮影2022/5/3
 8年ぶりの再訪となったが、訪れた日付が偶然にも8年前と同じ5月3日だった。
 水車は相変わらず壊れたままで、長年放置されている様子から修復の予定はなさそうだ。公園として整備されたものの、思ったほどの集客が得られず、予算が通らないのだろうか。
 周囲ではツツジが最盛期を迎え、鮮やかな色が山肌を彩っていた。
姫滝(ヒメタキ) 落差9m 評価3
 松野町の公式ページに記載されていた姫滝は、おそらくこの滝だろう。
 少し荒れた遊歩道を登ると、天ヶ滝が見えてきた。
天ヶ滝(アマガタキ) 落差30m 評価7
 一段目は直瀑、二段目は分岐瀑となり、滝つぼから見上げると水しぶきが心地よい。
 黒光りする岩盤の上を、逆くの字を描くように流れ落ちる姿が印象的だった。
 滝の映像



撮影2014/5/3
 駐車場に車を停めると、花と水車小屋が迎えてくれた。しかしよく見ると水車はすでに壊れていた。
天ヶ滝(アマガタキ) 落差30m 評価7
 駐車場から3分ほどで滝前に着くという、非常に手軽に訪れられる滝である。
 滝は、領主が何度も足を運んだという話に納得できるほど、見事な二段滝だった。
 滝の映像



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