青麻神社の滝(Aosojinjya no taki)

宮城県仙台市宮城野区岩切青麻沢
 青麻神社は、仙台市宮城野区の山あいに鎮座する古社で、周囲には小さな滝が点在し、静かな霊気を湛えている。



撮影2025/7/23
 まず向かったのは、百名城に選定されている多賀城(7番)。
 多賀城は奈良時代の724年に陸奥国府・鎮守府が置かれ、平安時代の11世紀まで東北の政治・軍事・文化の中心として機能した古代城柵である。
 外郭南門は2023年に復元された。
 2023年に復元され2年しか経っていないが、すでに柱には細かなひびが入っている。江戸時代中期以降に一般化した「背割」が古代建築には施されないため、乾燥による割れが避けられないのだろう。
※背割
 木材の乾燥時に割れを防ぐため、あらかじめ背面に切れ込み(割れ)を入れる加工。
 柱材や角材などに施され、乾燥による自然割れを制御。
 見えない面に入れることで、外観を損なわずに機能性を保つ。
 近くには覆堂が建ち、内部には国宝「多賀城碑」が安置されている。
 762年、藤原朝狩が蝦夷平定の功績を刻んだ碑で、千年以上の時を超えて今もその文字が残る。
 外郭南門の先には政庁跡が広がっていた。
 多賀城市では政庁の復元計画も進んでいるという。古代史好きには楽しみな未来だ。
 続いて青麻神社へ向かった。駐車場には滝への案内板があり、矢印に誘われるように歩き出す。
麻衣ノ滝(アサギヌノタキ) 落差2m 時間4分 評価1/10
 最初に現れた麻衣ノ滝は、残念ながら水量が乏しく、岩肌を薄く伝う程度だった。
 麻衣ノ滝のすぐ上流にある羽衣の滝も同様。
羽衣の滝(ハゴロモノタキ) 落差2m 時間5分 評価1/10
 落差も水量も控えめ。名の美しさとは裏腹に、静かに流れ落ちるだけの小さな滝だった。
 さらに歩くと竜門の滝の案内があり、細い水路状の段瀑が姿を見せた。
竜門の滝(リュウモンノタキ) 落差1m 時間7分 評価1/10
 こちらも迫力には欠けるが、森の中でひっそりと息づいている。
 境内には伝海尊塚があった。常陸房海尊は源義経の家臣で、衣川の戦いの際に外出していたため生き延び、その後は仙人になったと伝わる人物である。
 1682年に青麻神社を訪れ(500歳?)、中風を治す霊験を示したことから、青麻神社に配祀されるようになった。
 青麻神社そのものも、852年創建という由緒正しい古社で、長い歴史を静かに刻んでいる。
 神社の裏手には「隠大滝」と呼ばれる滝があるという。
隠大滝(カクシオオタキ) 落差5m 時間2分 評価2/10
 ただし大雨の時だけ姿を現す滝で、この日はまったく水が落ちていなかった。
 青麻神社の滝巡りは、雨上がりに訪れるのが良さそうだ。
 滝の映像



日本の滝(ホーム) 日本の滝一覧 日本の滝百選 自薦百選の滝 訪問履歴

滝の評価はあくまでも私個人の主観にもとづくものです。又、評価は気象条件等によっても変わることをご承知おき下さい。
このホームページについての御意見・御感想は、GAF03402@nifty.com までお寄せ下さい。
本ホームページの著作権は、S.KOBAYASHI に帰属しております。
本ホームページの内容の一部、または全部を無断で複製、変更することは法律で禁じられております。